裸足の1500マイル
第4回は
「裸足の1500マイル」
この映画はオーストラリアの先住民アボリジニの二人の女の子が主人公です。
政府の同化政策のために母親から引き離され、
母親に会うために1500マイルを裸足で歩いて行く事実に基づいたお話です。
収容所みたいなところから逃げるため、
追っ手も来るのですが、
追っ手もアボリジニの男が来るというのが皮肉なところ。
この映画で恐ろしいところは
パッケージに2人の女の子が出ているのですが
最初に逃げるときは3人いました。
その時点で1人フェードアウトが確定し、
いつやられるのかとハラハラドキドキします。
原題は「Rabbit proof fence」(ウサギよけフェンス)。
もともと24匹のウサギがイギリス人によりオーストラリアに持ち込まれ
それが大量に繁殖し、牧畜業に被害をもたらしたために作られたフェンス。
そのフェンスを辿って1500マイル(2400km)歩きます。
自分では靴を履いても歩きたくない距離であることは確かです。